そもそも不倫って何?
誰もがご存じとは思いますが、日本の民法では重婚は禁止されています。
ですから、婚姻関係にある夫婦が、その婚姻関係を継続したまま、別の男女と結婚はできません。
では、婚姻関係にある男女が別の男女と恋愛関係にあった場合はどうなのでしょうか。
倫理的な問題は別として、恋愛感情にあるだけで、食事やデートをする程度では特に法的問題は発生しにくいと見られます。
しかし、男女の関係になった場合は問題が発生してきます。
極端は話をすれば、例えば恋愛感情のない関係でも、男女の関係になった場合は法的問題が発生してしまう可能性があると言うことです。.
不倫ってどこから?
では、どこから不倫といわれる行為となるのでしょうか?
判例上では「不貞行為とは男女間の性交渉であり、単なる密会は不貞行為をは言わない。また反復性も必要とされる。とされています。
また、性交渉とは一般的に「主に男女間が性的欲求に従い、異性間、同性間問わず、お互いの身体、特に性感帯などを刺激する行為である。基本的に性交渉を含むが、それ以外にも多様な行為がある。」とされている。
性交渉以外の多様な行為としては、生殖器以外を刺激する行為やキスも含まれると考えられる場合もある。.
慰謝料請求の法的根拠
慰謝料請求の法的根拠
民法では夫婦関係にはそれぞれ貞操義務があり、それが配偶者にとって法的に保護される利益であるとしています。
不倫(不貞)による慰謝料の金額は
裁判の判例では500万円や1000万円等の高額事例もありますが、離婚請求の慰謝料も含まれていますので、実際にこれほど高額になる事は稀でしょう。
現実的には、あまり話を大きくしたくない、こじらせたくない、早く解決したい、という思惑も働いて、50万円~250万円で合意しているケースが多いかと思います。